Authenticity

「自分らしさ」とは

英語には Authenticityという言葉があり、わたしはその美しさに惹かれます。Authenticityとは[ありのままの、本来の、本物の姿]と言う意味です。全ての始まりは自己を知ることから始まります。

人は、無意識に価値観や性格に影響を与える8つの資質を持っています。長い人生の中には嬉しいこと、楽しいことがあります。また一方で苦しいこと、嫌なこと、そして人生の中で壁にぶつかった時、それを回避するために、技術、教養、知識を身につけ、より複雑な「自分」というものを作り上げていきます。Authenticity というのは、私たちが本来持っている資質とその資質から生まれる強みにつながります。「あなたがあなたらしく、ありのままであること」を誇りに思い、自信をもって生きていく、なんて素晴らしいことでしょう。

 

(自己認識と他者理解)

私たちは面白いもので、学校や社会などで人との付き合い方や、人の育て方など教えてもらう機会がほとんどありません。
本当は一番大切なことなのに、私たちは歴史に学び、経験を頼りに、間違えながら正解を探して日々過ごします。

自分がどんな物差しで人を評価しているのか、どんなフィルターで人を見ているか、これをまず知る必要があります。これが自己認識。その上で客観的に相手を知ることが必要です。これが他者理解。

 

(強みと弱み)

強みには「〜ができる、〜が得意」という能力(capability)と、それぞれが元々持っている資質(quality)があるということです。能力はチャンスさえあれば、スキル(技術)を身につけ、努力することで達成できるものです。これは成功体験の蓄積にはなりますが、後から身につけることのできる力でもあります。時には辛い努力や嫌な経験の上に成り立っていることもありますし、このプロセスでConfidence(自信)は手に入れられたとしても、必ずしも自己肯定感を得られるとは限りません。

「強み・弱み」と「長所・短所」は違います。長所、短所が「いいところ」「悪いところ」というイメージだとすると、「強み (strength)」・「弱み (weakness)」は元々持っている資質をどう捉えるかという見方、すなわち、一つの資質は、強みにも弱みもなり得るということです。例えば「おしゃべりが得意で、お友達を作るのが上手」という強みは、「お調子者で八方美人、時に人からうっとうしがられる」という弱みになる可能性があります。つまり強みは弱みにもなるし、弱みはいつでも強みにすることができるということです。

どちらかを消すことはどっちも消してしまう危険をはらんでいるのです。だから一つ一つの資質を大切にして潰さないようにし、どうしたら弱みを強みとして捉えられるかを考え、自信として身に付けさせること必要なのです。